近くて遠い未来の子供たちへ6

散歩をしながら僕は考えていた

なぜ産まれたのか
なぜ生かされているのか
なぜ無意識に心臓が動いているのか
なぜ人を好きになるのか
なぜ笑うのか
自分とはなんなのか
他人とはなんなのか
死とはなんなのか
愛とはなんなのか

この世界にある『何故?』に
対して僕は何一つ答えを持っていなかった

他人に聞いても
『そんなこと考えている暇があれば
勉強しろ』
『そんなこと考えるのは暇人な証拠』
『毎日、一生懸命に生きていたら
そんなこと考えない』
とよく言われてきた

この『何故?』に対して答えを見出ださないと前に進めない気がした


そういえば
アサはどこにいったのだろう


アサ『ここにいるけど』

りょ『うわっΣ(゚Д゚ υ)
いつから?!』

アサ『ずっと』

りょ『もしや監視してます?』

アサ『監視じゃなくて教育です』

りょ『ど・・どうも(;`∀´)』

アサ『でも意識的、精神的には
すごく変化したね』

りょ『月に行ってから
なんか感覚が鋭くなったというか』

アサ『それもあるけど
一番は引きこもってたからだね(^^)』

りょ『そうなの(; ゚ ロ゚)』

アサ『外部からの情報を一切シャットダウンしてたろ?
携帯も人混みもテレビも仕事も
無駄なエネルギーを断ち切ってたから
ちゃんと充電できたんだよ』

りょ『自然の音が聴こえたのも?』

アサ『私たちからしてみれば
聴こえないのが異常だからね
特に都会はアスファルトで『大地』が
覆い隠されてるし余計に自然のリズムが
わからないんだよ』

りょ『そうなのか・・・
あっ!
古代に生きていた人たちは
宇宙と調和してたの?』

アサ『古代じゃなくても
みんな既に調和してるよ
それを忘れているだけなんだよ』

りょ『どうして忘れたの?』

アサ『思い出すためだよ』

りょ『それじゃ答えになってないよ(-""-;)』

アサ『『思い出すため』これが答えだよ』

りょ『(¬_¬)』

アサ『宇宙ってのはすべての答えを
知ってるんだ
でもその間の式のようなものはないんだ
それは人それぞれで深めていく
しかないのさ』

りょ『いちいち難しいな( ;`Д´)
じゃあ人類が物質世界から精神世界に
移行したらどうなるの?』

アサ『また物質世界にいくだろうね』

りょ『(;゚∇゚)
意味ねーじゃん』

アサ『アトランティス文明って聞いたこと
あるだろ?
あの時、みんな精神世界にいて
すごく穏やかだった

でもね『生命の進化』そのもの
が止まったんだ
そこから物質思考を持つ者が増え始め
物質思考が極になり破滅を
導いた。
陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる
こういう形で歴史は少しずつ深化(進化)しながら繰り返しているんだ』

りょ『すごすぎて
もう僕は置いてけぼりですよ(;゚д゚)』

アサ『光が善くて闇が悪い
それが植え付けられた幻想だと
気づけば統合なんて朝飯前だよ(  ̄▽ ̄)
はやく気づけよ笑』



僕は思った
なんなんだこいつは
凄いことを言っているのは
分かるけど
頭で理解ができないと( ゚д゚)ポカーン
       
        つづく?

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